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Akosmismus

Me, poor man, my library was dukedom large enough.

いまさら、いまさら翼といわれても、といわれても

米澤穂信『いまさら翼といわれても』を読んだ*1 米澤穂信の(とくにさいきんの)小説をほめるのはとても難しくて、それはいわゆる美人さんをほめるときのあの難しさに似ている。要素をつかみ出してみれば特に目新しいところはない。この鼻の曲線が……とか、こ…

犬を飼っている。柴犬で、今年で十歳になる。もう初老と言えそうだが、昔から元気のない犬だったのでよくわからない。ただ、耳の後ろが少し白くなった。しかし、食欲はある。夜鳴きはもうとっくにしなくなったが、早朝に軽く吠える。うるさいというほどでは…

読書感想文『ごん狐』(あるいは、火縄銃の煙はなぜ青いのか)

先日田舎に帰った際、久々に会った親戚の小学生(四年生)が「ごん狐」の感想文をこしらえるのに困っていると訴えてきた。 読書感想文を書くのがうまかった(内容がよい、というよりは書くスピードが速い)わたしはかれの訴えに共感できず、へえ~そうですか…

レゾナンス

クソでかい大草原のようだが、それはれっきとした広場だ。上から見ると長方形になっている。新大統領が十五分後にスピーチをする広場。白、黒、赤の人種が、見えもしない演壇の方角を仰いでいる。あたかもそちらを向いていることが大事だとでも言うように。 …

ハーラン・エリスン「死の鳥」(とすっぱい葡萄)について

愛って何か知ってる? ああ、知ってるとも。 少年は犬を愛するものさ。(「少年と犬」) ハーラン・エリスン『死の鳥』(早川書房、2016)を読んだ。 表題作である「死の鳥」を読んで感じたことを少し書く。文章が散漫なのは自覚している。直したいので気づ…