Akosmismus

Me, poor man, my library was dukedom large enough.

第 27 回文学フリマ東京に出ます

文フリに出ます。

 

いつ:11 月 25 日(日)

どこで: 東京流通センター 第二展示場

スペース:1F B-11 « Carte Blanche »

なに出すの:純文学小説合同誌 « Enfants d'Hiver »

Carte Blanche [第二十七回文学フリマ東京・小説|純文学] - 文学フリマWebカタログ+エントリー

 

わたし(田村らさ)のほかに知り合い二名(白井惣七氏と八枝ひいろ氏)が書いてくれます。お二人のカクヨムのアカウント貼っておきます。

白井惣七(@s_shirai) - カクヨム

八枝ひいろ(@yae_hiiro) - カクヨム

わたしのはこれ

田村らさ(@Tamula_Rasa) - カクヨム

 

テーマは「冬の子供たち」です。深い人間理解に到達することが目標です。よろしくお願いいたします。

たぶん 120 ページくらいです。500 円で頒布しようと思います*1

 

わたし以外がなにを書いているのかはよくわかりませんが(11/7 現在まだ原稿が上がってきていないため)、ひとまず私の書く小説を紹介します。

 

 「リングワンダリング」

 イリノイ州に住む少年デイヴィッドは《冬の子供たち》だ。人間ではない。母親も《冬の子供たち》だった。父親とはうまくいっていない。母親は去年死んだ。幼馴染の女の子は最近別の男と付き合いはじめた。この二人と山に登ることになった。低い山だ。とても低い。まだ九月だから、雪が降るはずはなかった。

 

じつは書きはじめたのはもう二年くらい前になります。着手しただけでとちゅうに一年九か月くらいなにもしていない時期が挟まります。現代アメリカの女性作家が好きなのでそういうかんじを目指しました。内容やテーマの細かい説明は気恥ずかしいのと読めばわかるということで省きますが、サムエル記に通じているとよいです。シャーウッド・アンダーソンにも似たようなのありましたね。

 

「冬の子供たち」と言えばマイクル・コニイや Eric Brown に同名の小説がありますし、そもそも « Enfants d'Hiver » はジェーン・バーキンのアルバムからの借用なわけですが、じゃあなんで « Enfants d'Hiver » を合同誌のタイトルにしたかというと、それが "Fictions" のつぎに発表されたアルバムだからです。

 

以上です。当日はよろしくお願いいたします。

*1:大赤字